農業体験をサポート 児童が大豆の収穫体験

JA松本ハイランド
指導を受けながら脱穀を体験する児童
指導を受けながら脱穀を体験する児童

JA松本ハイランド塩尻支所は地域の子どもたちに農業の大切さを知ってもらおうと、塩尻市にある宗賀小学校が行う大豆栽培をサポートしている。地域住民や子どもたちに自然学習の支援を行う「どんぐりプロジェクト」のメンバーと協力して行っているもので、同校の2学年の児童が栽培と大豆製品作りに取り組む。児童は6月の種まき後、夏には一部をエダマメとして試食するなどしながら、生長を観察してきた。
11月17日、同校の畑で児童32人がJA職員や「どんぐりプロジェクト」のメンバーの指導のもと、大豆の収穫と脱穀作業を体験した。児童は茶色く乾いた大豆を根から引き抜くと、サヤの中でカラカラと音がするのを確認し、木の棒などで叩いて脱穀。大豆が出てくると歓声をあげた。また、唐箕を使ったゴミと大豆の選別も行った。今後、収穫した大豆を使ってみそ作りを体験する予定だ。
同支所営農生活課の芦澤智弘さんは「大豆は枯れてから収穫することなど、お店で買うだけではわからないことを体験することで、農業に興味をもってもらえたらうれしい。自分たちが育てた大豆を使ったみそ作りも楽しみにしていてほしい」と話した。

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