町の社会福祉に役立て コンテスト出品米を寄贈

JA大北
米を寄贈する同JA池田地区総代会の桜井会長(右)と寄贈を受けた中嶋会長(左)
米を寄贈する同JA池田地区総代会の桜井会長(右)と寄贈を受けた中嶋会長(左)

池田町の病院祭・農業祭実行委員会と同町健康と食と農を考える集い実行委員会は11月19日、同町総合福祉センター「やすらぎの郷」で米の贈呈式を開き、同町内で生産された米を同町社会福祉協議会へ寄贈した。
今回寄贈した米は、同実行委員会主催で開催した「第18回池田町お米コンテスト」に同町の農家が出品したもので、出品された55点のコシヒカリと風さやかの玄米約55kgすべてを寄贈。贈呈は町の社会福祉に役立てるのを目的に毎年両実行委員会が行っている。
米の寄贈元となっている同コンテストは例年、同町やJA長野厚生連北アルプス医療センターあづみ病院、JA大北にて構成される病院祭・農業祭実行委員会が主催する「病院祭・農業祭」の場で来場者による食味、食味計による食味値、粒の状態等の審査を行い、その場で結果を発表し、上位入賞者を表彰する。昨年からは新型コロナウイルスの影響もあり、病院祭・農業祭が中止。昨年はコンテストのみの開催となり、実際の食味は行わず審査。今年は出品された米を事前にJAにて審査し、同JAが11月5日に開催した池田地区農業祭の場にて結果をポスターにて掲示。今年も多くの良質米が出品され、僅差の評価となっていた。
贈呈式では、両実行委員会を代表し、同JA池田地区総代会の桜井康人会長が同町社会福祉協議会の中嶋一光会長に米袋を手渡した。寄贈を受けた同社協の中嶋会長は「毎年数多くのお米を贈呈いただき大変感謝をしている。生活困窮者の方たちへの支援を中心に、大切に使っていきたい」と感謝を述べていた。

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