各専門部会で出荷反省会/JA信州諏訪野菜専門委員会

JA信州諏訪
来年度に向け意志統一を図ったセルリー専門部会出荷反省会
来年度に向け意志統一を図ったセルリー専門部会出荷反省会

JA信州諏訪野菜専門委員会は11月18日~25日、各専門部会で出荷反省会を開いている。今年度の生産・販売経過を振り返って意見交換を行い、来年度に向け意志統一を図る。
同委員会には、セルリー、ブロッコリー、パセリ、キャベツ、大根、総合野菜、果菜部会がある。出荷反省会は例年、専門部会合同で行うが、今年度は新型コロナウイルス感染防止対策として、セルリー・パセリ・キャベツ専門部会はWEBを活用した会議形式、その他は書面議決形式で開催する。
18日、富士見町のJA会館ふじみでセルリー専門部会が行った。部会員32人と小松八郎組合長ほかJA役職員とJA全農長野の職員23人が出席。各市場担当者ら5人がWEBで参加した。
10月末時点での今年度のセルリー販売実績は、67万8,583ケース(1ケース10キロ)(前年対比107%)。販売金額は17億9221万9千円(前年対比95%)。
生育は、気象条件に大きく左右された1年だった。5月9日の初出荷から7月中旬にかけて、出荷は順調に進んだ。7月下旬以降は高温の影響を受け、品質が低下したほ場があった。その後は、生産者のきめ細やかな栽培管理により数量・作柄ともに回復傾向となり、JA全農長野の協力を受け、各種キャンペーンによる消費宣伝等も積極的に実施した。専門部会では、高温時の品質確保に向け、露地作遮光材被覆試験や土壌改善試験などに取組んでおり、現在結果をまとめている。1月中旬の「セルリー生産者大会」で報告する予定。
各市場からは「異常気象が続き、栽培には苦労されていると思うが、信州諏訪は夏場の供給産地。数量の確保をお願いしたい」「1円でも高く皆様に還元していくため、作柄や数量の状況など、日々の情報交換を密に行いたい」などの要望があった。
篠原慶太委員長は「来年は御柱祭があり、セルリー栽培100周年の節目の年。よい1年となるよう、今日の意見を参考に、皆で力を合わせて栽培に励みたい」とあいさつした。

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