生産者に感謝 30年続く恒例イベント開催

JAあづみ
自家用リンゴを品定めする来場者(右)とJA理事(左)
自家用リンゴを品定めする来場者(右)とJA理事(左)

JAあづみは20.21日の2日間、安曇野市三郷のJA温選果所で「~農業者支援セール~りんご農産物即売会」を開いた。
同会は、晩生種リンゴ「サンふじ」の収穫最盛期に合わせて30年以上続く恒例イベント。JA理事やJA職員が店頭に立ち、リンゴなどを販売した。
今年も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会場入り口でのアルコール消毒や入場制限などを行い安心して買い物が出来るよう対策を講じた。
毎年人気を集めるリンゴ詰め放題や豚汁などの振る舞いは中止としたが、安曇野産リンゴの人気は高く、地元をはじめ首都圏や中京、関西方面などから大勢の家族連れが来場した。
リンゴ「サンふじ」の贈答用(1箱=5.10キロ)や自家用(1箱=5キロ)を2,620箱、袋詰め(1袋=2.5キロ)を1,000袋用意。販売開始と同時に10箱単位で購入する客の姿が見られ、自家用リンゴは開始1時間ほどで400箱が売れるなど大盛況だった。
贈答用・自家用リンゴを合わせて22箱購入した三重県桑名市の佐藤邦彦さん(48)は「今年も買えてほっとしている。初めて安曇野産リンゴを食べた時からファン。6年前から通っているが変わらぬ味を守り続けている作り手のみなさんに感謝している」と嬉しそうに話した。
三郷地域営農センターの福嶋勇一センター長は「たくさんの来場者にお越しいただきありがたい。春先の凍霜害の影響を受けながらも、良いものを作ろうとする生産者の努力のおかげで安曇野産リンゴをPRできた」と強調した。

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