サンふじ選果作業始まる 各地で凍霜害による収量減少課題に

JA大北
初選果を迎えたサンふじ
初選果を迎えたサンふじ

JA大北では11月16日、大町市の同JAりんご選果場で、晩生種であるサンふじの選果を開始した。今年は春先の凍霜害等もあり、収量の低下による出荷量の減少等の影響もあるが、品質は良質なものが出荷されている。
初選果では同日までにコンテナ箱にて管内農家から出荷されたサンふじを選果。選果場の職員らは出荷されたリンゴ一つひとつの傷やサビ等を目視にて確認し、着色度や糖度、熟度等を計測できる光センサーが搭載された選果機に流していた。その後は等級と玉の大きさ別に分けられたリンゴを箱詰めし、中京・北陸方面の市場に出荷される。
初選果前日の15日には、出荷農家に向けた目揃え会も開き、南部営農センター中部センター営農指導員の平林宏平主任より色見本を元にした出荷規格の確認、出荷時の注意点などについて説明があり、参加した農家らはしっかりと確認をしていた。今年の状況について平林主任は「着色度合いは良く、熟度、糖度ともに色相応のものとなっている。霜の影響もあり、収量は少なくなっているが、できるだけ出荷数量を確保できるよう努めていきたい」と話している。
サンふじの選果作業は12月中旬頃まで予定している。

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