JA信州諏訪富士見町グリーンカルチャーセンターの1階ロビーで、「皇帝ダリア」が咲き始めた。同センターの管理に携わる女性が5年ほど前に苗を購入し、毎年育てているもの。今年は例年以上に大きく育ち、訪れた人の目を楽しませている。
同センターは、JAの組合員向けセミナーや学習塾などを日々開催し、地域の拠り所となっている。管理する女性は花を育てるのが趣味のひとつで、季節ごとにさまざまな品種を栽培し、同センターに展示。手づくりのポップも作って利用者に紹介している。
皇帝ダリアは昨年、花が咲かずに枯れてしまったことから、今年は栽培方法を変更。春に挿し芽をして苗を増やし、根がしっかりと張った6~7月にかけて畑に定植した。10月半ば、畑から大きめの鉢に移し、同センターに持ち込んだ。
11月10日、淡いピンク色の大輪の花がいくつも咲き始めた。3m以上に生長した株もあり、訪れた人は「こんなに大きい皇帝ダリアは初めて見た」と話し、写真におさめる姿が多くあった。
管理する女性は「まだつぼみがたくさんあるので、11月下旬くらいまで楽しめそう。来年はもっと大きく、きれいな皇帝ダリアを育てたい」と話していた。