「あぐりキッズスクール(野菜コース」 ジャガイモの収穫に汗

JAあづみ
茎を引っ張りジャガイモを収穫
茎を引っ張りジャガイモを収穫

JAあづみは14日、安曇野市堀金の畑で農業体験講座「あぐりキッズスクール(野菜コース)」を開いた。管内の小学3~6年生8人とその家族6人が参加。同講座は、次代を担う子どもたちに「食」と「農」の大切さを伝える事が目的で6年目を迎えた。同コースは、昨年新設。植え付けから収穫、収穫した野菜を使った料理教室までを行う。他にも米作りを体験するコースがある。
今年は8月下旬に第1回目の講座を開き、秋野菜の播種や植え付け作業を行う予定だったが新型コロナウイルス感染拡大に伴い、それらの作業はJA職員が行った。
この日は、順調に成長したジャガイモ「デジマ」の収穫作業を行った。参加者は、両手で茎を持ち力一杯引き抜いたり、初めて使う「万能鍬」に悪戦苦闘しながらも器用に掘り起こし、家族で記念写真を撮るなど作業を楽しんだ。
定植後の雨が少なく、病害虫がほとんど見られなかったことから豊作で1家族100個ほどビニール袋に入れて持ち帰った。
初めて収穫体験をした前田あずささん(9)は「掘ったり、引き抜いたり凄く楽しかった」と笑顔で話した。
JA営農経済事業部農業企画課の丸山昌則課長は「農家さんが大変な想いをして食を提供していることが分かってもらえたのではないか。この講座を通じて食や農業の大切さを感じてもらえたら嬉しい」と期待を込めた。
収穫した野菜は、11月28日に「安曇野スイス村ハイジ里」の食育ルームで開く「料理教室(修了式)」で調理し、夏秋いちごのデザートとともに味わう予定だ。

MENU