伊那市中学生キャリアフェス2021/JA事業や生き方を熱弁/伊那市中学生キャリアフェス実行委員会

JA上伊那
白米を見せながら説明する小出係長
白米を見せながら説明する小出係長

伊那市教育委員会や市内中学校6校、JA上伊那などで構成する「伊那市中学生キャリアフェス実行委員会」は11月11日、「伊那市中学生キャリアフェス2021」を開催した。
同フェスは伊那市キャリア教育憲章の理念「『地域で子どもを育てよう』子どもは地域の宝・地域の未来」のもと、市内の中学生が「地域を知り」、「地域の人とふれあい」、「地域の未来を考える」日を設けることで、同市への愛着を深め、将来伊那市を支える人材を育成することを目的としている。
当日は同市のエレコム・ロジテックアリーナを拠点に、上伊那郡の企業を中心とした63社・団体が出展。市内各中学校の2年生(約650人)とWeb会議ツール「Zoom」を通してつながった。ブース巡りでは生徒がタブレット端末を使用し、興味のある7企業を各20分間巡り、終日様々な企業と交流を図った。
同JAでは同市狐島のJA本所から配信し、全体の事業の概要を説明。その後、営農経済部園芸課の小出順誠係長が、営農指導員の仕事について、実際に使用する米の水分計や果実の糖度計、籾、白米などを見せながら説明した。また、中学生から現在に至るまでを振り返り、「コミュニケーション能力が必須」であること、「最後まであきらめない」ことを実際の経験を交えて生徒に伝えた。生徒は深くうなずくなど、リアクションを取りながら真剣な表情で話を聞く様子がうかがえた。

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