楽しかったよ農業 親子ふれあい農業塾閉講

JAグリーン長野
高校生と一緒に収穫作業をすすめる児童
高校生と一緒に収穫作業をすすめる児童

JAグリーン長野と長野県更級農業高校が共同開催する「親子ふれあい農業塾」が11月14日、閉講式を迎えた。ダイコンとカブの収穫作業と閉講式を開催。13組の参加者親子が、9時に6組、11時に7組と、新型コロナウイルス対策で時間を分けて参加。長野市篠ノ井のほ場で高校生に力を借りながら収穫作業を行った後、修了証を受け取った。
収穫したダイコンとカブは9月に蒔かれたもの。降雨が続き、塾が中止となったため、高校生が授業の一環で参加者の代わりに作業。収穫日まで各家庭で草取りや水管理を行ってきた。収穫は、引き抜き方のコツや、調理方法などが載った資料を配布しつつ、生徒代表が「収穫は引き抜くだけなので、楽しんでやりましょう」と声をかけて作業を開始。各家庭に1~2人の生徒が補助につき、児童の作業を見守ったりサポートした。児童は、ダイコンやカブを引き抜くたびに、「大きなカブだよ」「小さいダイコンで食べれるのかなぁ」など大小に驚いたり、「簡単に抜けた」「全然抜けない」と苦戦したりと、反応は様々。生徒や保護者が「すごいね」「がんばれ」と声を掛けると、児童は楽しそうに作業をすすめ、無事に収穫を終えた。
閉講式では富澤繁男営農部長が、半年間の活動を称し、「これをきっかけに農業に少しでも興味を持ってもらい、ぜひ携わってもらえれば嬉しい」とあいさつし、児童に修了証を授与。児童は「楽しかったです」「いろいろな野菜を育てられてうれしかったです」と一人一人感想を述べた。生徒代表は、「雨で一緒に作業ができる機会は少なかったが、一緒に楽しくできてよかった」と話し、今年度の活動を終了した。
JAの「親子ふれあい農業塾」は、地域の小学生親子を対象に開催。野菜の種まきから管理、収穫、また田植えや稲刈りを体験し、農業の楽しさや苦労などを体感し、農業への興味や理解の促進につなげる。次年度以降も社会情勢を鑑みて開催方法を検討していく考えだ。

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