冷蔵シャインマスカット出荷、歳暮やクリスマスに需要大

JAながの
須坂共選所で行ったシャインマスカットの検品作業
須坂共選所で行ったシャインマスカットの検品作業

JAながのは冷蔵保存しているブドウ「シャインマスカット」の出荷を始めた。JAの21年度シャインマスカット出荷計画48万ケース(1ケース5キロ換算)の内、1割余りが貯蔵用冷蔵庫を活用して11月以降の需要期に備える。須高、千曲地域などの貯蔵用冷蔵庫を導入しているブドウ農家約200戸が取り組んでいる。
全国的に同品種の生産が増えている中で、市場流通が減る11、12月に販売できる長期貯蔵で、歳暮やクリスマス、年末年始の需要にも対応し、高単価を確保している。長期販売することで出荷を平準化して、単価の安定につなげる。また、香港、台湾を中心に需要が高く、輸出にも取り組んでいる。
冷蔵ブドウは今年度産を湿度と温度が一定に保たれる青果専用の冷蔵庫で鮮度保持し、露地栽培が終わるこの時期から出荷を始める。JA管内では2~3坪程の冷蔵庫を生産者が導入していて、JAは今後も冷蔵庫の導入推進と栽培、貯蔵技術の向上を図る方針だ。
初出荷となった須坂市の須坂共選所では11月14日、約2,000ケース(同キロ換算)が持ち込まれ、関東、関西方面の市場へ出荷され、2月頃まで続く。

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