昔ながらの脱穀を体験/佐久市立田口小学校

JA佐久浅間
千歯こきを体験する児童(11月4日、佐久市田口の圃場で)
千歯こきを体験する児童(11月4日、佐久市田口の圃場で)

JA佐久浅間は地域の生産者と連携し、次世代への食農教育に力を入れている。佐久市の田口小学校では5年生が、作物を作る大切さや日本で古くから行われている稲作の歴史、農機具の進化などを学ぼうと米作り学習を毎年行っている。今年も地域ボランティア「お米作り協力隊」やJA職員が指導してもち米を栽培。5月に代掻きと田植え、10月に稲刈りを行った。
11月4日には5年生39人が、仕上げである脱穀作業を体験。千歯こき、足踏み脱穀機、ハーベスタの歴代の脱穀機を使用し、農機具の進化を学んだ。
参加した児童は「初めて脱穀をしたが千歯こきが大変だった。昔の人は苦労してお米を作っていたことがわかって勉強になった」と話していた。
指導したJAみなみ北部営農センターの田中孝之センター長は「昔ながらの米作りを体験し、農作物を作る大変さを知り、食べ物の大切さを感じてほしい」と話した。
収穫したもち米は、JAライスセンターで精米し、今後開催予定である小学校の収穫祭で全校にふるまう予定だ。

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