予約資材を引き取り楽しんで 資材店舗でイベント開催

JAみなみ信州
農産物の特売イベントを楽しむ客
農産物の特売イベントを楽しむ客

JAみなみ信州下条支所は10月22日・23日の2日間、下條村の同支所農業資材店舗で “秋の感謝セール”を開催した。予約資材の引き取りに合わせてセールを企画し、足を運んだ組合員に楽しんでもらいたいと昨年に続いて2年目の取り組み。また組合員に向けて予約資材の引き取りを勧めることで配送費を削減し、予約価格の低減につなげたい考えだ。
今回は予約玉ねぎ苗の引き取りに合わせて資材特売、同JA下条農機センター・同JAみなみガスセンター・同JAアイロードあなん給油所による展示販売を行い、「うまいもの館」による五平餅・焼き鳥販売に加え、今年初めて「下條農業女子まんま」・下條若手生産者グループ「新鮮組」による農産物直売コーナーを用意。りんごの詰め放題やネギの特売など農産物販売が好評で2日間で約300人の客が訪れ賑わった。
県外でのイベントで農産物販売を行っている「新鮮組」のメンバーはコロナの影響で試食販売ができない中、言葉で自分のりんごの特徴を十分に説明できなかったもどかしさから、今回は糖度、酸度、デンプン含有量などを事前に調査し客の好みにあったりんごを勧められるよう準備した。当日はメンバーそれぞれが栽培する5~6種類のりんごの詰め放題を企画し、「酸っぱいりんごが好きならこの品種がおすすめ」などと説明しながらイベントを盛り上げた。訪れた客は「予約資材の受け取りに来たら思いがけずお得に農産物を買うことができ楽しめた」と話した。
同支所営農課の木下雅夫課長は「今回のイベントを通じて組合員の皆さんに喜んでいただけたことや、地域農業の担い手となる若手生産者や女性組織との関係を深めることができたことが大きな収穫。今後もこのような連携を模索し、地域とのつながりを大切にしていきたい」と話した。
同資材店舗の小泉信店長は「今回は農産物販売があったため昨年よりも多くのお客様にお越しいただくことができた。今後も予約資材の引き取りに魅力を感じてもらえる方策を考え、予約価格の低減につなげていきたい。春には水稲種子の引取に合わせてセールを企画していきたい」と話した。

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