JA信州諏訪の女性組合員らでつくる「JA女性大学院」は11月11日、茅野市の玉川研修センターで、料理講座「トマトソースづくり」を行った。受講生9人が参加。夏場にたくさん収穫できた野菜の上手な活用法を学んだ。
トマトソースのレシピは、地域のお年寄りから教わったつくり方を参考に、受講生の北澤利さん（75）がアレンジしたもの。毎年、女性部活動等でつくっており、参加者から「栄養たっぷりでおいしい」と好評だ。同大学院でも、2年ぶりに行うこととなった。
材料のトマトは、夏場に地元生産者から購入し、冷凍保存しておいたものを使用。その他のタマネギ、ニンジン、リンゴなどは、受講生が自宅で栽培したものを持ち寄るなどして集めた。
この日は、北澤さんからつくり方を教わった後、2～3人のグループに分かれて調理を行った。細かく切った材料を鍋で煮た後、ミキサーにかけ、再び鍋に戻して調味料と共に煮詰めた。1時間ほどかき混ぜ続けると、とろみがついたトマトソース（計22.5kg）ができあがった。鍋ごと冷水につけて粗熱を取った後、保存袋などに入れて各々持ち帰った。
茅野市の白川ふみ子さん（70）は「初めてつくった。とてもよい香りなので、いろいろな料理に活用して食べるのが楽しみ」と話していた。
同大学院は来月、正月花のアレンジメントをつくる予定。