最優秀賞に高橋理さん 第18回JAあづみ水稲品質改善共進会開催

JAあづみ
審査員による厳正な審査が行われた
審査員による厳正な審査が行われた

JAあづみ食糧専門委員会は12日、安曇野市堀金の広域営農センターで「第18回JAあづみ水稲品質改善共進会」を開いた。
同会は水稲の栽培技術や品質向上を目指し、毎年行っている。JA管内14地区から昨年より1点多い69点の玄米が出品され、審査を行った。
最優秀賞の松本農業農村支援センター所長賞には、同市北穂高地区の高橋理さんが選ばれた。
成分分析計による食味値と穀粒判別器による整粒値が高い上位20点を1次選抜。その中から、松本農業農村支援センター、JA全農長野、JAあづみ食糧専門委員会役員、農産物検査員ら8名が食味を構成するタンパク質やアミロースの測定値と、胴割れ米、未熟粒などがないか外観形質による目視判定で、入賞の10点を決めた。
営農経済事業部米穀課によると、本年は8月中旬の長雨の影響が心配されたものの登熟米や斑点米は少なく1等米比率が多い事から品質が良いという。作況指数は平年並みで、適期刈り取りを呼び掛けた事により一等米比率は県内トップクラス。
同センター技術経営普及課の谷口岳志主任は「長雨の影響で低温、日照不足など栽培が難しい年だったが出品されている玄米はどれも素晴らしい。粒の透明感や粒揃いが良く、生産者の努力が顕著に現れていた」と評した。
最優秀賞以外の入賞者は次の通り。かっこ内は地区名。(敬称略)
▽優秀賞=飯沼博(南穂高)、(農)あぐり安曇野(豊科)二木康次(温)丸山富美雄(北穂高)▽優良賞=腰原和登(西穂高)丸山徳康(高家)岡村公夫(南穂高)水野あつ子(有明)村田善司(上川手)

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