日々の業務から危機管理を、不当要求防止責任者講習会

JA長野八ヶ岳
暴力団対策法を説明する横尾俊彦専務理事
暴力団対策法を説明する横尾俊彦専務理事

JA長野八ヶ岳は、11月8日にJA南牧支所会議室で不当要求防止責任者講習会を開いた。JA各事業所の役席職員等を対象に職員が26人参加、反社会的勢力などからの不当な要求による被害防止のため講師として、(公財)長野県暴力追放県民センターの横尾俊彦専務理事と長野県警察本部刑事部組織犯罪対策課暴力団排除推進室の東谷雅治係長を招いた。
暴力団の現場と暴対法や暴排条例について、暴力団の現状と対策、情勢の説明を受け、自己の意に沿わない事業者に対しての報復や見せしめといった「凶悪化」、暴力団対策法施行後の組織に関する事実の隠蔽や社会運動や政治活動の仮装・標ぼうの「不透明化」、覚せい剤や賭博、組織自体を隠ぺいしての企業活動、公的融資制度を悪用した詐欺や特殊詐欺などの「資金活動の多様化」といった暴力団の特徴について確認をした。
講習会終了後に「不当要求防止責任者選任済之証」と「受講修了書」が横尾専務理事から参加者を代表して金融共済部の黒澤邦保課長代理に手渡され、後日参加者全員へ渡された。横尾専務理事は、「不当な要求や暴力団など、いつ・どこで関わる機会があるかわからない。研修会で学んだことを日々の業務から意識し、もし対応するようなことがあれば、訓練したことを思い出し、慎重に冷静な対応をするように務めてほしい」と参加者へ向けて話した。

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