吉蔵ねぎ収穫 地元ファンに愛され19年

JAあづみ
吉蔵ねぎを力一杯引き抜く部員ら
吉蔵ねぎを力一杯引き抜く部員ら

JAあづみ女性部穂高支部は2日、安曇野市穂高の圃場で「吉蔵ねぎ」の収穫作業を行った。女性部員やJA職員32人が、80センチほどに伸びたねぎを次々と掘り起し、1本ずつ丁寧に束にしていった。
吉蔵ねぎは分けつの少ない光沢のある太ネギで、軟白部の長さが40センチで太さは2.5センチ。肉質が軟らかく耐病性に強いため栽培しやすい。煮ても焼いてもおいしく、甘くてシャキシャキした歯触りが特徴だ。
ねぎ栽培は、部員同士の交流も兼ねて19年前から続けている。4月下旬に約8アールの畑に1万本定植し、夏場はねぎ部長の浅川寿美子さんらが中心となり土寄せや草取り作業などに汗を流した。地域住民から「販売はいつ頃になるか」の問い合わせも多くなってきた。
今年は8月の長雨で生育が心配されたものの、9月以降の好天により順調に生育したといい、同支部ネギ部長の浅川さんは「ネギ味噌にするとすごく美味しい。サラダもいい。越冬にはこのネギという嬉しい声をよく聞く。ファンでいてくれる消費者のため作り続けていきたい」と意気込んだ。

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