諏訪地域の菊愛好家でつくるJA信州諏訪健香会(けんこうかい)は10月28日から11月8日まで、第38回諏訪大社上社奉献菊花展示会を諏訪市中洲の諏訪大社上社本宮境内で開催した。境内には白や黄、赤など色鮮やかな菊花85点が並び、参拝者の目を楽しませた。
同展示会初日は審査会を行い、統一の品種『国華金山』で栽培技術を競う「競技花の部」をはじめ、3本に仕立てた茎それぞれに花を咲かせる「厚物の部」、花びらが管状になった「管物(くだもの)の部」など全9部門で、花の開き具合や病害虫の有無などを基準に審査員が見比べ、最優秀賞10点など入賞作品29点を決めた。結果、最高賞にあたる「競技花の部」の最優秀賞は、奥山幸茂さん(同市湖南)が6年連続で受賞した。
河西佳一会長は「長雨や猛暑で菊を育てるのが苦労したが、上社に飾りたいという思いで会員皆ががんばり、予定していた数より多くの出品数となった。今後も立派な作品を奉献できるよう精進したい」と話した。
表彰式は11月2日に同社参集殿にて行い、各部門の最優秀賞受賞者に賞状とトロフィーが贈られた。
各部門の最優秀賞受賞者は次の通り。
▽競技花の部=奥山幸茂▽厚物の部(赤)=奥山幸茂▽同部(黄)=河西佳一▽同部(白)=河西佳一▽だるまの部=小林宗吉▽福助の部=百瀬達朗▽盆栽の部=島立弘成▽切り花の部=宮部信夫▽ドーム菊の部=奥山幸茂▽その他の部=小林宗吉