遊休農地活用に期待 ユーカリ出荷始まる

JAながの
出荷基準を確認する生産者
出荷基準を確認する生産者

JAながの須坂市の総合共選所でユーカリの出荷を開始した。主な品種はシルバーグリーン色で丸葉が特徴な「銀世界」で12月まで続く。同須高花卉部会は10月29日、同共選所で出荷前の目揃会を開き、剪定、水切り方法や箱詰めの手順の他、新たに栽培構成に加える品種「ブリッジシアナ」の草姿も確認した。JAでは3年前から振興品目として栽培を開始し、今年から本格的な出荷となる。
同品目はクリスマス時期の装飾や結婚式など慶事のフラワーアレンジメントを始め、庭木やドライフラワーにも適し、葉にはミントに似た爽やかな香りがあるのが特徴。耐寒性に優れ葉が厚く丈夫で育てやすい事から県内での生産者が増加傾向にある。栽培は苗を定植後1年から2年生育させ3年目から収穫が可能となる。10月下旬~12月にかけて収穫期を迎える為、遊休農地の活用にも期待されている。
須高営農センターの岩月隆志技術員は「栽培振興が浅い品目の為、生産者も不安が大きい。この地域にあった栽培方法を見つけ出しサポートして行きたい」と話す。

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