地域を元気に JA女性部三穂支部目的別グループ「あじさい会」の食育

JAみなみ信州
軽トラの荷台いっぱいにかぼちゃを積み込む児童
軽トラの荷台いっぱいにかぼちゃを積み込む児童

JAみなみ信州女性部三穂支部の目的別グループ「あじさい会」は、27日飯田市伊豆木の圃場で、三穂小学校2年生とともに万次郎かぼちゃの収穫を行った。
あじさい会は地元農家10人のメンバーが、郷土食のさばずしや五平餅、手作りみそづくりなどを行うグループで、10年ほど前から万次郎かぼちゃを育てる活動を同校2年生も手伝っている。
6月に児童とともに6本定植した苗の収穫となったこの日は、メンバー7人が畑の草刈りやかぼちゃの収穫を行い、児童が運びやすいようかぼちゃについた土をはらい、児童の到着を待った。参加した19人の児童は一つ2~3kgほどに育った万次郎かぼちゃを軽トラックへと積み込む作業を行った。両脇にかぼちゃを抱え運ぶ児童もおり、「重たい」「まだまだたくさんある」と声をあげながらも数を数えながらみんなで協力してっ作業を行うと軽トラ2台の荷台がいっぱいになるほどのおよそ320個のかぼちゃを積み終えた。
あじさい会の坂巻京子代表は「地域の子供たちが元気に畑を手伝ってくれると、こちらが元気をもらえ、毎年楽しみになっている。苗植えと収穫だけだが、小さいうちから農業と触れ合てもらいたい。地域が元気に明るくなるようこれからも活動していきたい」と話した。
同校2年生担任の田中智史教諭は「地域のことや地域の方を知る機会になり、子供たちにとって貴重な経験になります。児童が定植した苗から収穫できたという成功体験を感じ取り、これからのキャリア教育に繋がっていけばうれしい」と話した。

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