黒ごまの集荷が行われる/集荷量6トンを計画

JA上伊那
品質を確認する職員
品質を確認する職員

JA上伊那は駒ヶ根市赤穂にある赤穂カントリーエレベーターで黒ごまの集荷を行っている。今年は10月6日から始まり11月中旬まで毎週水曜日に集荷を行っている。
駒ヶ根市では、地域の農業や商工業を活性化させようと、2007年にJAや農業農村支援センターなどと連携して「信州駒ヶ根ごまプロジェクト」を発足させ、ごまの特産品化を目指している。国内で流通するごまのうち国産はわずか0.1%。健康志向の高まりとともに国産ごまの需要が高まっている。しかし近年、管内では天候不順などの影響で生産量が減少しているため、同市だけでなく上伊那全体へ栽培を呼びかけ、生産者の拡大に取り組んでいる。
10月20日には今年3回目の集荷を実施。この日は7戸の生産者から乾燥済みの黒ごまが持ち込まれた。持ち込まれた黒ごまは同JAの担当職員が状態や品質を確認。出荷となる12月まで、倉庫で保管され、同市内でごまの加工、販売を行っている株式会社豊年屋へ全量出荷している。
同JAの担当職員は「今年は播種時期に雨が続き一部地域で作業が遅れたが生育は順調だった。8月の長雨の影響がどのくらい出るか心配だ」と話した。
現在は駒ケ根市を中心に28戸の農家が約7ヘクタールで黒ごまを栽培。今年は6トンの集荷を計画している。

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