青年部が支援して進める小学生の米造り

JAみなみ信州
青年部の指導を受けながら行う稲刈り作業
青年部の指導を受けながら行う稲刈り作業

JAみなみ信州青年部山本支部は、21日飯田市の山本小学校5年生がつくる校内の田んぼで、稲刈りの指導を行った。
2012年から同小学校で食育活動を行っている同支部は、地域の子供たちに食と農の大切さや作物を作ることの大変さを体験してもらうことで、農業に関心を持ってもらおうと続けている。
この日は、同支部2人とJA職員2人の指導を受け児童38人が1アールの田んぼで稲を刈り取る係と束ねてしばる係を順番に行い、はざかけ作業までをおよそ1時間行った。
鎌を使った稲刈りを体験した児童は「初めてだったから使い方が心配だったが、上手に刈り取ることができて楽しかった。またやりたい」と話した。
同支部の塩澤裕樹支部長(42)は「一生懸命作業する姿や、みんなで協力して進めていく姿も見れて嬉しかった。農業の大変さを少しでも体験してもらい、食べることの大切さを感じてもらえたら」と話した。
5年2組担任の武田信孝教諭は「田植えあとも草取りなど児童が管理をしてきたので、稲刈りも活き活きとやってくれていた。学校の中だけでは米作りは難しく地元の農家さんやJAなど専門の方に支えられ、本当にありがたい。児童も貴重な体験ができ、収穫の喜びを感じることができたと思う」と話した。
同校では2週間ほどはざかけした後、脱穀、籾摺りを行い、およそ60kgの精米が出来上がる予定。

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