トウガラシ出荷始まる

JAながの
技術員と品質を確認する久保田ご夫妻(中・左)さん
技術員と品質を確認する久保田ご夫妻(中・左)さん

JAながのさいがわ地区(七二会・西山・中条)ではトウガラシの出荷が始まった。主な品種は「三鷹」で辛味が強く、色調が濃いのが特徴。収穫量が安定している上に保存に強いため栽培や流通において優れている。10月19日、同さいがわ営農センターには真っ赤に成熟した同品目が持ち込まれ、色合い、形など技術員が検品した後、関東の香辛料メーカーへ出荷した。同品目は収穫後、天日干しなどで乾燥させる行程が必要な事から、途中で品質が落ちることを防ぐ為JAでは乾燥機を導入し品質向上と生産振興を後押ししている。生産者の久保田元夫さんは「例年焼酎の原料用の芋を主に栽培して来たが、コロナ禍で昨年は需要が低迷した。その分今年はトウガラシの生産量を増やした。辛味も強くいい出来映えだ」と話した。
出荷は10月中旬から翌年3月まで続き、月に3回ほど出荷検査日を設け、品質のチェックをしている。出荷計画は800キロで前年度より5%程増える見込だ。

MENU