アルストロメリア品種説明会/来春の栽培に向けて品種検討/JA上伊那花卉部会アルストロメリア専門部

JA上伊那
花を手に取りながら種苗会社が説明する品種説明会
花を手に取りながら種苗会社が説明する品種説明会

JA上伊那花卉部会アルストロメリア専門部は10月20日、試作圃場巡回および種苗会社4社による品種説明会を開いた。来春の改植に向けて品種選定の参考にしてもらおうと毎年開催している。
アルストロメリアの生産量日本一を誇る上伊那の同専門部では、優良品種選定事業として、伊那市美篶と駒ヶ根市赤穂の試作圃場で、新品種や上伊那で栽培実例のない品種の試験栽培を行っている。今年は60品種を栽培した。試作圃場を訪れた生産者は、事前に調査した生育状況の記録に目を通しながら、赤や白、黄色など、花の色や立ち姿を確認した。
その後、伊那市狐島のJA本所で行われた品種説明会には生産者30人が参加。各種苗会社が取り扱いのあるアルストロメリアを持ち寄り花の特徴などを説明。生産者は実際に花を手に取って確認した。
木下穂積専門部長は「品種選定は栽培の中でも非常に重要な要素。近年は全体的に品種のレベルも上がっているので、生産者一同、消費者の期待に応えられるアルストロメリアを栽培していく」と決意した。
管内では約60人の生産者が150品種ほどを栽培している。日本一の産地として、品種の導入に力を入れており、JAでは個別に品種相談の対応をしている。

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