JA信州うえだ真田地区事業部では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で心身の活量が低下して起こるフレイル(虚弱)の改善・解消に向けて、9月から「JA健康寿命100歳プロジェクト真田ver」を実施している。
組合員・地域住民を対象に、さまざまな手芸の教室や健康づくり教室を開くもので、家から一歩踏み出すきっかけづくりや健康づくり、人とのつながりの場となることが目的だ。
10月12日は、「手先を動かして、秋の『わたし時間』を楽しもう」をテーマに、同JA真田支所で手芸教室「ヒンメリ作り」を開催し、10人が参加した。
ヒンメリは、フィンランドの伝統的な装飾品で、わらやストローなどに糸を通して多面体を作り、それを数個繋ぎ合わせてつるして飾るもの。この日は、JA生活指導担当者とJA生活活動サポーターが講師を務め、『家の光』2020年12月号掲載記事を活用し、ペーパーストロー12本を使って大きさの異なる2つのヒンメリを作った。
1つ目は1時間近くかかったが、2つ目はコツをつかんで20分程度で完成。持参したサンキャッチャーをつなげてつるした参加者もいて、参加者同士でアレンジ方法の話題に花が咲いた。参加者は、「金融窓口に飾ってあるのを見て作ってみたくなり、すぐに申し込んだ」「ヒンメリの下にクリスマス飾りを飾っても素敵。季節ごとに楽しみたい」と笑顔で話し、好評だった。