JA上伊那は10月11日~15日にかけて12支所単位で支所運営委員会を開催した。委員会は支所ごと年2回行っており今年は、昨年に引き続き新型コロナウイルス感染症対策のため、動画上映による上期事業実績報告と自己改革の実践状況の報告とした。
今年度2回目となった今回の委員会では、次期の長期構想3ヵ年計画の基本目標案として、「農業所得増大へのさらなる挑戦」、「不断の自己改革による組織・経営基盤の確立」を提案し、策定に対する組合員の声を集めた。
13日に駒ヶ根市東町にある同JA駒ヶ根支所で開かれた委員会には、総代や農家組合長ら48人が出席。同JAの下島芳幸代表理事専務理事は「来年度からの3ヵ年に向け計画を立てる大事な時期となった。忌憚のない意見をいただきたい」とあいさつ。その後、3ヵ年計画と合わせ、「米穀施設第2次再編計画について」などが説明された。
出席した委員からは営農指導に対する内容や、市町村との連携をさらに図ってほしいといった内容の要望などが出され、活発な議論の場となった。
JA上伊那ビジョン「わたしたちJA上伊那は農を基盤に助け合い、ともに喜びを分かち合える地域社会をめざします。」の実現のため、出向く体制、すぐつながる体制の強化や、組合員の拠り所となる支所にすることを強調。「みんなのためにあなたといっしょに」を合言葉に、10年後のめざす姿実現のため、計画を策定していく。