「玉ねぎ」定植進む 11月までに600万本

JAあづみ
玉ねぎ「ネオアース」の苗を定植するJA職員
玉ねぎ「ネオアース」の苗を定植するJA職員

県内有数の玉ねぎ産地JAあづみ管内では各地で玉ねぎ「ネオアース」や「甘70」、「ケルたま」などの定植作業が進んでいる。同JAは「農業者の所得増大」と「農業生産の拡大」に向けて、玉ねぎや夏秋いちごを最重点品目に位置付け、生産拡大と農業振興を進めている。
省力化につながる機械化栽培の普及と平成29年3月から導入している「玉ねぎ共同乾燥調製施設」の活用で、生産者の作業負担軽減につなげている。
16日、安曇野市堀金三田の約10アールの圃場では、生産者やJA職員4人が4列同時に植え付けられる定植機を使い、畝の形状に合わせて方向を修正しながら約15センチに成長した苗を10センチ間隔で約2万本植えつけた。
定植した苗は8月下旬に育苗箱(1枚=448穴)に種を撒き、育苗ハウスで50日ほど育苗。管内では生産者らが11月上旬までに約600万本を植える予定で、定植後の水管理や除草作業の徹底を呼びかけ冬の縮み上がりに注意していく。22年6月までに除草作業、防除、追肥を行い、約1,000トンを収穫する予定だ。
堀金地域営農センターの波多田野あゆみ営農指導員は「定植後は、収量減に繋がる雑草や病害虫対策の防除の徹底などを呼びかけ、単価が取れる玉の大きさに育つように指導していきたい」と話した。

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