ユーカリ出荷始まる

JA佐久浅間
規格を確認する生産者ら
規格を確認する生産者ら

JA佐久浅間で産地化に取り組んでいるユーカリの出荷が始まっている。コアラの餌としてイメージが強いが、観葉植物としても人気が高い。JAでは、低コストで作業負担が少なく導入しやすい品目として生産振興している。
出荷本格化を前に10月9日、管内6箇所で出荷目揃え会を開き、生産者ら90人が参加。「銀世界」「グニー」などの品種の見本を示しながら出荷基準や荷造り時の留意点を確認した。JA担当者は「草丈の長い等階級で出すことも重要ではあるが、無理をして品質の悪いものを出荷するより、短くても品質の良い物を出荷してほしい」と説明した。
同JAでは2015年に5戸の農家が試験栽培を始め、21年は新規栽培者が25人加わり、全体で約130人が栽培。10月上旬から出荷が本格化し、12月中旬まで関東や関西を中心に各市場へ約30万本出荷する予定だ。

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