「生き活き寄席」で地域に活力を 今年で17年目

JAあづみ
林家ペーさんの漫談に会場は笑い声に包まれた
林家ペーさんの漫談に会場は笑い声に包まれた

JAあづみ管内の住民でつくるNPO法人JAあづみくらしの助け合いネットワークあんしんは14日、安曇野市豊科の安曇野スイス村サンモリッツで毎年恒例の「生き活き寄席」を開催した。組合員や地域住民など約130人が参加。林家ペーや5人の落語、漫談家による芸が披露され、会場は活気と大きな笑い声に包まれた。
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催自体を迷っていたが、組合員や地域住民の強い希望により開催を決めた。会場では検温やアルコール消毒を実施、参加人数を制限するなど新型コロナウイルス感染拡大防止に努めた。
この「生き活き寄席」は先代林家三平師匠の夫人で、エッセイストなどとして活躍している海老名香葉子さんが安曇野に講演に訪れた際、“あんしん”の活動に共感した事がきっかけ。組合員や地域住民がおおいに笑って楽しめる場を企画し、今年で17回目を迎えた。普段は畑仕事や家事で忙しくても、この日だけはと夫婦で出掛けてくる人が多くなってきた。
来場者は「毎年楽しみにしている。夫婦で腹の底から笑うことができてよかった」と話していた。
同法人の池田陽子理事長は「コロナ禍ではあるが困ったときは手を取り合い、支え合い、心と心を寄せ合うチャンスだと思う。この寄席が今後の地域活動の活力になれば嬉しい」と話した。

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