次世代に地域の伝統料理を引き継ぐ JA女性部「つぼみ」保育園で五平餅づくり

JAみなみ信州
木枠を上手に使って五平餅を創る園児
木枠を上手に使って五平餅を創る園児

JAみなみ信州女性部龍江支部の目的別グループ「つぼみ」は、8日飯田市の龍江保育園で、年長年中園児28人と五平餅づくりを行った。「つぼみ」は現在15人のメンバーで地元の小学校や保育園で郷土料理伝承を目的とした食育活動を行っている。同グループが行う同園での五平餅づくりは10年以上も続き、同園では毎年楽しみとする行事の一つになっている。
この日同園を訪れた「つぼみ」メンバー4人から型の作り方、串の刺し方を教えてもらった園児は、木枠を使い一つひとつ丁寧に形を整え、串を刺す作業を行った。
作業を終えた園児は「楽しかった。もっとやりたい」と話し、炭火で焼かれる五平餅を見守った。
同園の松下典子園長は「昨年は実施できず残念だったが、今年はなんとか出来てよかった。保育園だけではできない貴重な体験でありがたい」と話した。
同グループの大平茂子代表は「地域の郷土料理の味や作り方など、子供のころから体験することで次世代に伝統が引き継がれていけるとうれしい。これからもメンバーとともに地域の方々と交流しながら活動していきたい」と話した。

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