白ネギ出荷最盛期/寒暖差で品質の良いものに

JA上伊那
掘り取り作業の様子
掘り取り作業の様子

JA上伊那管内で白ネギの収穫が最盛期を迎えている。白ネギは同JAで出荷する野菜の販売額の中で最も多い品目であり、県内でも有数の産地となっている。
伊那市美篶にある株式会社ホープAEの圃場では7人が、7月下旬から白ネギの収穫作業を行っている。専用の収穫機を使いながら掘り取り作業を行い、掘り取った後、作業場に運ばれる。作業場では皮むきや選別、結束がされ、同JA美篶集荷場に持ち込まれ、主に中京方面へと出荷される。同社では2.2ヘクタールで白ネギを栽培し、1日平均で約370ケース(1ケース3キロ)を箱詰め。11月までに全2万2000ケースの出荷を計画している。
従業員の堀内利男さんは「上伊那は寒暖差があり、品質の良いものができる。ぜひ地元産の白ネギをたくさん食べてもらいたい」と笑顔で話した。
管内では8月中旬以降の連続降雨により病気の発生がみられ、同JAは選別時に注意するよう呼び掛けている。白ネギの収穫は7月下旬から12月にかけて行われ、9月から11月が最盛期。年間56万6000ケースの出荷を見込んでいる。

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