プロジェクト始動

JA佐久浅間
あいさつする浅沼組合長
あいさつする浅沼組合長

JA佐久浅間は農家の減少や高齢化、後継者不足など農業を取り巻く環境が厳しさを増す中、地域農業振興ビジョンを策定し、農業の維持発展の実現に向けて13のプロジェクトを立ち上げた。
プロジェクトは、果樹団地や畑地造成、青果物物流改革、新品目栽培研究、スマート農業推進、生産資材システム開発など課題毎に設置。メンバーは事業所長などに加え、事業の継続性を図ろうと将来を見据えて若手職員も選抜した。
9月14日、プロジェクトの一つ、花卉(トルコギキョウ)振興プロジェクトのキックオフ会議を開いた。会議では現在の生産者数42戸に加え、今後5年間で100戸の新規栽培者を獲得する計画に向け、課題の検討と取り組み方針について議論した。
JAの花卉果樹振興センターでは2020年から「トルコギキョウ」の育苗試験を開始。JAが育苗管理を行うことで、生産者の作業の省力化とコスト軽減を図り、農家所得の向上と生産拡大につなげるのが狙いで本格導入に向けて取り組んでいる。
浅沼博組合長は「園芸作物は地域の基幹産業であったが近年では落ち込んでいる。プロジェクトを通じて、花卉と果樹の復活を目指している」と話している。

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