秋映など選果作業始まる 出荷前に目揃え会開く

JA大北
出荷基準についてJA営農指導員より説明を受ける生産農家ら
出荷基準についてJA営農指導員より説明を受ける生産農家ら

JA大北リンゴ生産部会と当JAは9月24日、秋映やシナノスイートをはじめとした中生種の目揃え会を大町市の同JAりんご選果場で開いた。
目揃え会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、地区別に2回に分けて開催し、計27人の生産農家が参加。参加した生産者らは、JA中部センターの営農指導員より、選果場の選果機センサーによる着色度、熟度の数値と見本を基に出荷基準の説明を受け、基準を確認していた。中生種の生育状況について同センターでは「今年は8月の降雨などによる日照不足もあり、色づきは全体的に遅れ気味となっているが、中身の熟度、糖度はともに良い」としている。
同選果場では既に中生種の受け入れを順次開始しており、10月上旬より秋映の選果を始め、10月中旬頃よりシナノスイートの選果を予定している。特に今年は霜や天候の影響も大きく受けたのもあり、例年よりも各等級の受け入れ幅を広げるなど、少しでも生産農家の手取りにつながるように努めている。今年の中生種の出荷は、主に中京・北陸方面の市場に主要品種である秋映とシナノスイートをあわせて約6600箱(1箱/10kg)の出荷を計画している。

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