選花場で出荷準備/年間約1800万本の出荷を目指す

JA上伊那
「トルコギキョウ」の検品を行う職員
「トルコギキョウ」の検品を行う職員

JA上伊那の主力品目である「アルストロメリア」や「トルコギキョウ」、「鉄砲百合」など花卉の出荷作業が行われている。今年は8月からの天候不順で例年に比べ出荷が遅れ気味。同JAの花卉指導員は、適期収穫とともに長雨による病害虫防除を呼びかけている。
9月15日、伊那市美篶にある同JA美篶花卉選花場では秋の彼岸に向け花卉の出荷作業が行われた。同選花場には管内約250戸の生産者のうち、辰野町から伊那市までの約130戸の生産者が出荷。一日平均で5~6万本を受け入れ、出荷している。
前日に収穫された花卉は生産者が規格ごと選花し、箱詰めした状態で選花場に持ち込まれる。その後、選花場の職員が病害虫など品質を確認し、各市場へと分荷した後、出荷となる。
同選花場の職員は「現在、計画の約4割の出荷量となっている。生産者の皆さんには多くの出荷をお願いし、良い花を多くの人に届けたい」と話した。
同JAでは年間を通し花卉の受け入れがあるが、この時期が出荷の最盛期となる。今年度は全品種合わせて約1800万本の出荷を目指す。

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