選果包装機導入 負担軽く 所得増大に期待

JAながの
豊野西共選所で選果機の動作を確認する宮澤組合長(中)
豊野西共選所で選果機の動作を確認する宮澤組合長(中)

JAながのは長野市の豊野西共選所へ産地パワーアップ(国庫)事業で「ピーマン選果包装機」を導入する。従来生産者が行っていた選果や袋詰め作業をJAが一手に引き受ける事で、通常の手詰作業から労働力負担が21%削減に加え、作付け面積拡大により農業所得増大基盤強化が期待されている。
今回導入される機種は1時間当たり最大10,800個の選果と3,600袋の包装能力を有し、一日当り500~700ケース(1ケース5キロ)の処理が可能で、同JA管内全体のピーマンの出荷計画は1億4千万円で全体の約70%を同集出荷所で選果する。
9月中旬、県や市、全農、JA関係者ら30人が集まり、同集出荷所で稼働デモンストレーションを行った。JAを代表して宮澤清志組合長は「生産者の高齢化が進む中でこうした機械を大いに活用し農業効率向上や農業所得の増大に寄与して行きたい」と挨拶した。10月下旬には袋詰包装機が導入され、本格稼働は来年6月から。

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