ナガノパープル品評会/農家自信作の13点が出品

JA上伊那
粒数や軽欠点を審査する様子
粒数や軽欠点を審査する様子

JA上伊那は9月24日、箕輪町の北部営農センターで「北部地区ナガノパープル品評会」を開いた。同地区(南箕輪村、伊那市、辰野町、箕輪町)の中から7点が出品。糖度や粒数、サビや傷などの軽欠点など、県の「うまいくだもの審査基準」に準じて審査した。
同品評会は今年初の開催となる。種なしで皮ごと食べられるぶどう品種のニーズは高まっており、上伊那管内のぶどう生産面積も年々増加している。数年前から新植された農園も結実が始まり、出荷量も増えてくることが予想されている。引き続き生産拡大を図るとともに、上伊那産ぶどうの品質統一や向上、PRにつなげることが目的。管内は南部地区(駒ヶ根市・飯島町・中川村・宮田村)と同地区で開花や収穫時期に1週間ほどの差があるため別開催とした。
この日は上伊那農業農村支援センターの根田裕子係長と果実指導員が審査にあたり、9月17日に開催した南部地区6点と合わせた計13点から最優秀賞1点と優秀賞3点を決定した。
同センターの根田係長は「春先の天候不順でサビ果が見られたが、玉の肥大も十分で糖度や色も申し分ない。おいしいぶどうになっている」と評価。同JA果実指導員は「出荷が始まって5年。新植した農家から続々と出荷されるようになり、過去一番の出荷量になる予定。この調子で上伊那のぶどうを盛り上げていきたい」と話した。
今年は管内で107戸の農家が栽培。出荷は早いところで9月10日(南部)から始まり、9月末まで続く予定。主に浜松や名古屋へ出荷される。
表彰者は次の通り。
最優秀賞=三浦誠(駒ヶ根市)
優秀賞=栗原善文(箕輪町)、井澤勝正(箕輪町)、有賀博行(箕輪町)

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