りんご「秋映」出荷始まる 順調な仕上がりで中生種スタート

JAみなみ信州
選果が始まった「秋映」
選果が始まった「秋映」

JAみなみ信州は20日、松川町の同JA松川インター選果場でりんご3兄弟の長男「秋映」の選果を行った。17日から選果が始まり、収穫直前の低温により着色が進んだことで例年より3日以上早いスタートとなった。この日は飯田市、松川町、高森町、豊丘村、喬木村で収穫された3.1トンが選果員の手でひとつひとつ選果され、名古屋方面の市場へ出荷された。
「秋映」は黒光りするような濃い赤い色が特徴で、同JAでは中生種のトップバッター。同JA営農部によると今年は肥大も良く多少サビが見られるが品質に大きな影響はなく順調な仕上がりだという。今年はりんご全体を1,635トン(前年比105.1%)の出荷を見込んでおり、秋映については54.5トン(前年比103.9%)を見込んでいる。
同JA営農部果実柿課の北原源太郎主任は「秋映は甘みと酸味のバランスが良く食味の良いりんご。今年も良い仕上がりなので熟度を乗せて美味しいりんごを消費者に届けていきたい」と話した。
同JAでは秋映を先頭に中生種がスタートし、今後は10月上旬から主力品種「シナノスイート」へと続く。晩生種「王林」、今年初となる「ぐんま名月」も10月中旬から出荷が始まり、11月中旬には主力品種の「サンふじ」lとリレーが続く。

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