ブドウ出荷最盛前に 生産者全体会議開催

JAあづみ
挨拶する細田部会長
挨拶する細田部会長

JAあづみぶどう部会は1日、安曇野市の三郷農村環境改善センターで、ぶどう大粒種・ナイアガラ生産者全体会議を開き、生産者やJA職員ら約20人が参加した。
販売情勢や他産地の動向、生育状況、出荷規格などを確認した。JAあづみぶどう部会の細田昭彦部会長(62)は「今年は8月の猛雨などにより栽培管理に苦労する年だったが、産地として品質の高いぶどうを部会員みんなで力を合わせて出荷していく」と挨拶した。
JA全農長野中信事業所生産販売課によると他産地では病気の発生などによるロスが多く見られ、市場からの期待は高いという。量販店は9月上旬から秋果実のブドウなどの販売スペースを拡大しつつあり、売り場確保のため高品質な製品の安定供給が求められる。
大粒種共通の出荷規格は房重、房数別に5L~2Lの4階級。最上位階級の5Lは1ケース(=5キロ)5~6房入りで、一房の重量は750グラム以上とした。
また、生産者がシャンマスカットや巨峰、ピオーネなど荷造り規格に合わせたサンプルを用意し、房や粒の大きさ、着色、糖度などを確認した。
JA営農経済事業部果実課の中村洋一課長は「生産者の努力により高品質で美味しいぶどうに仕上がっている。その努力に応えられるよう単価が取れる販売をしたい」と意気込んだ。

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