アプリ利用者着々と/労働力に期待感

JAながの
オンライン研修会で感想を語る島田代表
オンライン研修会で感想を語る島田代表

JAながのでは、農業労働力不足対策の一環で今年4月から「1日農業バイトday work」アプリの運用を始めている。このアプリは一日単位で農作業のバイトを募るマッチングアプリで同管内でも利用者が増加傾向にあり労働力確保への期待が高まっている。
9月7日、JA長野県農業労働力支援センターが主催する同アプリの利用研修会がJA長野県ビルで開かれ、利用を検討している農家や行政、JAら約120名がオンラインで参加した。
アプリを開発する(株)鎌倉インダストリーズの原雄二代表から全国での活用実績や今後の展開など説明があった他、人材確保や定着に関する法律や税務対策など社会保険労務士、税理士から説明があった。
また、同JAの組合員で島田果樹園の島田智仁代表(57)が講師に招かれ、アプリ活用についての感想や体験談など参加者へ共有した。島田代表は今年6月からアプリの運用をはじめ9月末までで約100件のマッチングを成立させ、ブドウの摘花や敵粒など繁忙期の労働力確保につなげていた。
同アプリは北海道を皮切りに、各JAや行政で運用が開始又は検討され、全国で広がりを見せている。同JAでも引き続き利用促進を強めていく考え。

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