伊那市の西箕輪小学校5年生は「お米学習教室」の一環として、21日稲刈りを行った。お米学習教室は、小学校におけるお米やごはん食の理解と食農教育の推進に資する稲作体験等の取り組みに対し、JA上伊那から助成を行い、各小学校主体となって活動しているものである。
同日は、JA上伊那伊那支所や青壮年部西箕輪支部、地元農家の協力のもと、5年生2クラス60人の児童が手刈りによる稲刈りを体験した。同校へ約20年にわたり田んぼを提供している唐澤佐源治さんから「4月に植えた苗が125日たち大きく成長した。みんなで世話をしてきたお米をしっかり収穫してほしい」とあいさつし、稲刈りの方法を説明した。
児童は3人1組で、刈る人・運ぶ人・縛る人と作業を分け、交代しながら稲刈りを行った。作業を行った児童は「大変だったけど、これでお米になるならがんばれる。農業の楽しさがわかった」と感想を話した。
今回刈り取った稲は、同校で、はざ干しを行い、10月5日に脱穀を予定している。その後、小分けにして販売や調理実習で炊飯して食べる予定。