2021JAあづみフォトコンテスト 150点の力作揃う

JAあづみ
150点の作品を審査する審査員ら
150点の作品を審査する審査員ら

JAあづみは22日、安曇野市豊科の安曇野スイス村サンモリッツで「2021JAあづみフォトコンテスト」の審査会を開いた。
安曇野の田園風景をはじめとする美しい自然や営みを守り続け後世につなげることを目的に毎年開いており、今年で28回目。
組合員をはじめ管内外のアマチュアカメラマンから150点の応募があり、2年連続で150点を上回る作品が寄せられた。また新規応募者も18人と年々活気を帯びてきている。
田植え作業やリンゴの収穫作業といった農作業風景はもちろん、残雪の常念岳を写す水鏡、三九郎や地区のお祭りなど人々の暮らしを題材とした力作が数多く寄せられた。
地元の写真家や映画監督、関係団体などの外部審査員とJA役職員合わせて14人の審査員が色彩の美しさや写真から溢れる表現力などを採点した。
2時間におよぶ審査の末、最優秀賞の金賞には安曇野市穂高の内山俊さんの「黄金色の朝」が選ばれた。この作品は収穫間近の稲穂が朝日に照らされて黄金色に輝き、雄大な有明山をバックに女性が犬の散歩をしている姿を写真に収めたもので、秋の安曇野と人の営みを見事に表現した点が評価された。
金賞を受賞した内山俊さんは「この受賞は励みになる。まだまだ未熟。これからも四季折々の写真を自分なりの構図で撮り続けていきたい」と意気込みました。
金賞のほか、入選した作品は同JAの2022年度オリジナルカレンダーやホームページなどで使用される予定だ。
審査員を代表して写真家の小口和利さん(68)は「本年も力作揃い。安曇野の豊かな自然を存分に生かした作品が多かった。新型コロナウイルスで変わってしまった暮らしや人の営みが平穏に戻ることを願った作品も多く寄せられメッセージ性が高かった」と講評した。

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