米個袋初集荷/初日はほぼ全量が1等に格付け

JA上伊那
取り出した米の品質を確認する農産物検査員
取り出した米の品質を確認する農産物検査員

JA上伊那は9月17日、伊那市富県の北福地農業倉庫で令和3年産米個袋の初集荷を行った。当日は台風14号による雨天が心配されたが、半日で同市内の「コシヒカリ」や「あきたこまち」など849袋を集荷した。
集荷には農産物検査員やJA職員など約30人が対応。同施設の埋橋豊茂庭長は「作業中の事故など、安全には十分注意し作業してもらいたい」とあいさつした。その後はJA職員などが事前に依頼のあった農家へ集荷に向かった。
集められた米個袋は農産物検査員が専用の「穀刺し」を袋に刺して米を取り出し、品質や水分量を検査した。849袋のうち、ほぼ全量が1等に格付けされた。等級が決まった米個袋には検査の証明印が押され、品種や等級ごとに倉庫に納められた。
また、同日に予定されていた農産物検査員の目揃え会は雨天を考慮し、21日に行われ、JA全農長野米穀課の担当者が県内で始まった検査の状況について説明した。
今年は上伊那管内で26万俵の受け入れを見込んでいる。

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