米収穫始まる 適期の収穫呼びかけ

JA大北
大型のコンバインにて酒米の収穫を行う丸山さん
大型のコンバインにて酒米の収穫を行う丸山さん

JA大北管内では8月31日より2021年産米の収穫が始まり、管内最南端に位置する松川村を中心に酒米など収穫作業が行われている。
大北管内では昨年と同時期に田植えが始まり、田植え後の低温推移による活着遅れがあったものの、活着後、生育は平年並みにすすみ、出穂期も平年並みとなり、収穫は昨年と同時期となった。
同村で水稲栽培を行う株式会社まるやま農産は村内でも有数の大規模農家で、31日より酒米「美山錦」の収穫を開始。同社では酒米やコシヒカリなどの食用米を約50ヘクタールで栽培。収量や食味などの統計を取れるコンバインを昨年より導入するなど、品質維持に力を入れて取り組んでいる。これから本格化する収穫作業に向けて同社の丸山昇代表は「品質を大事にするためにも適期の刈り取りをすすめ、品質維持に努めていきたい。また、近年は気候の変動も大きいので、効率よく対応していきたい」と意気込んでいる。
同JAでは出荷に向けて胴割米の発生防止に向けて適期の刈り取りや異物混入の防止、農作業事故防止に努めるよう農家に呼びかけている。管内での収穫作業はおおよそ9月中旬にピークを迎え10月まで続く予定。

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