JAながの須高ぶどう8月4日、須坂市のほ場でナガノパープルの講習会を開き、管内の生産者40人が参加した。同品種は収穫前に裂果が起きやすい事から密接に関係する着色状況や着房量、灌水管理について詳しく説明があった。JAでは今後目ぞろい会など出荷規格などを生産者と確認し、9月上旬の出荷を目指している。
裂果は幹の過剰な水分吸収により起こる現象で、収穫前に土壌中水分を一定に保つことが重要とされている。8月は台風やゲリラ豪雨が発生する時期で、土壌にマルチ資材などの防水シートを根域内に覆うことで防水する等呼び掛けた。
同会場園主の松澤恵美子さんは「これからの水分管理が重要になってくる。味わい豊かなパープルを届けたい」と話す。同JA須高営農センターの武田清和営農技術員は「今年は梅雨明けも早く、日照時間も十分。昨年度より仕上がりが早く、糖度も増して仕上がりが良い。収量も増える見込み」と話した。