仏花需要へリンドウ最盛期

JAグリーン長野
選花作業をすすめる集荷所従業員
選花作業をすすめる集荷所従業員

JAグリーン長野管内大岡地区で「リンドウ」の出荷が最盛期を迎えている。花き部会員7戸が8月の盆、9月の彼岸の仏花需要に合わせて栽培。4万6,000本の出荷をめざしている。
地区内のリンドウ栽培は30数年前をピークに、生産者の高齢化や離農を理由に、現在ピーク時の5分の1にまで生産量が減少。このなか、同地区の「色鮮やかで品質が良い」と引き合いも強く、JAでは大岡新田集荷所での共同選花を継続し、生産者の荷造り負担の軽減をはかり、現生産者の生産量の維持・拡大と品質の向上、新規栽培者の募集に努めている。
集荷所では7月下旬から選花をはじめ、8月1日から品種「スカイブルーしなの早生」が出荷のピークを迎えた。従業員が、病害の有無、花の段数を確認しながら選花機に流し、草丈の長さを切りそろえ、等級別に束ね、60本から100本に箱詰めする。当地区花き担当太田隆弘営農部営農指導課長代理によると、天候不順のなか、草丈の伸長も良く、消毒の徹底により病害も少なく、色も鮮やか。花の段数も需要と品質の高い5段から4段を確保できているという。
JAでは8月10日頃までを盆需要に合わせた早生種の重点販売期間に据え、中生種以降は9月中旬から彼岸需要に合わせた出荷を進め、関東・関西を中心に中京・地元市場へと出荷する予定。

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