実物みながら学ぶ 松川村営農支援センターでやさいづくり教室開催

JA大北
栗林さん(左)の話を興味深く聞く参加者ら
栗林さん(左)の話を興味深く聞く参加者ら

松川村の同村営農支援センターは毎週火曜日に「田舎のやさいづくり教室」として、同村民に向けた野菜作り教室を開催している。親子で参加もできるなど、気軽に参加することができるのもあり、毎週平均して20人の村民が参加し、会場となる教室用のほ場では賑わいを見せている。
やさいづくり教室は農業が盛んな同村の農家から「大きな農家はJAなどの栽培講習会等があるが、家での家庭菜園などの形で栽培を行っている方たちは栽培方法を聞く場がない」といった意見があったのをきっかけに2019年より本格スタートさせ、今年で3年目となる。年齢などは問わず誰でも参加することができ参加費は無料。同村役場付近に位置する5アールのほ場では季節に応じて様々な品種を栽培しており、参加者から要望のあった作物の栽培も行っている。
7月20日に開催された教室には同村民約20人が参加。JA大北営農指導員でもある同村同支援センターの栗林浩さんを講師にキュウリやトマト、ナスなどをはじめとした夏野菜の追肥や病害虫防除、除草などについて説明が行われ、参加した村民らは自身が栽培するものと比べながら興味深く話を聞き、質問もしていた。話を聞いた後には、参加者全員でほ場の管理作業も行い、既に収穫を迎えた野菜はそれぞれ持ち帰っていた。
教室を主催する同村同支援センターの栗林さんは「教室で学んだことを自宅でも実践できるように教室は毎週開催し、教室用のほ場では通常よりも1週間程はやめて栽培を行うようにしている。また、参考書と比べ、実際にものを見ることで分かりやすい教室をここころがけている。これからも教室は引き続き開催していき、少しでも地元直売所などへの地場産野菜の流通にもつなげていければ」と話している。

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