JAみなみ信州農産物総合DMセンターが発行する贈り物&お取り寄せギフトカタログ「南信州便り」第2弾に掲載の「朝採り野菜直送便」の出荷が始まった。
同センターでは昨年お米の直送を行ったところ好評だったことから、第2弾として野菜の直送を企画。初回となる今回64件の注文があった。注文者はふるさと納税返礼品のJAみなみ信州の桃をきっかけに興味を持ちリピーターになっている客が多いという。
この企画は新型コロナの影響で集客に苦労する直売所と連携し、生産者出荷の出口戦略として取り組んでいる。お届け内容は直売所に並ぶ旬の野菜11品目を直売所職員が選別し、きゅうり・トマト・玉白茸(あわび茸)・はなびら茸・高原トウモロコシ・アスパラの6品目は必ず入り、残り5品目はその日次第でとれたて新鮮な旬の農産物が詰め込まれる。
発送初回となる20日は、飯田市の同JA農産物直売所りんごの里で田原将司所長と職員がその日の朝に生産者が収穫した新鮮な野菜やキノコを1点ずつ丁寧に箱詰めし、同直売所のチラシを添えて東京と大阪へ向け発送作業を行った。
田原所長は「その日とれたての新鮮さをお届けするため、内容が毎回異なるのも魅力のひとつ。ぜひ楽しんでいただき、みなみ信州のファンになって実際に店舗に来てもらえたら一番うれしい」と期待を込めた。
同センターの内山清彦課長補佐は「消費者の望む商品や野菜作りをして、みなみ信州産のおいしさをアピールしていきたい。直売所と協力して今後はおいしい食べ方なども添えてお届けしていけたら」と意気込みを語った。
第2弾の発送は9月上旬までで、第3弾は10月上旬発行を予定する「南信州便り」で越冬野菜を中心に野菜の直送便を企画している。