JA直売所と14市町村が協力 地元の魅力的な農畜産物を販売

JAみなみ信州
売木産のとうもろこしを買い求める客
売木産のとうもろこしを買い求める客

南信州担い手就農プロデュースとJAみなみ信州農産物直売所は、地域の農畜産物をPRするコラボ企画「南信州市町村の日」第一弾として、21日下伊那郡松川町の同JA直売所もなりんで売木村のとうもろこしの販売を行った。
この企画は同プロデュースに加盟する飯田市下伊那14市町村のそれぞれに持つ魅力的な農畜産物などの販売を通して、飯田下伊那一丸となって地元や観光客などに向けて広く農畜産物や産地をPRすることが目的。令和3年8月から令和4年7月までの1年間をかけて全14市町村のPRを、同JA直売所およりてふぁ~む、りんごの里、もなりんで行って行く。今回は、売木村のとうもろこしのほとんどが中京方面へ出荷されるため、管内最北の直売所もなりんで販売することで飯田下伊那に広くPRしようと販売先を設定した。
今回販売した売木村のとうもろこしは標高850mの高原で生産され、昼夜の寒暖差により「甘み、香り、旨み」の三拍子が揃い、遠方からも毎年買い付けに来るファンがいるほどの人気で、売木村を代表する農産物。
この日は農業生産法人有限会社ネットワークうるぎの社長ら3人がとうもろこしの主力品種「ゴールドラッシュ」300本を用意し販売した。試食や、すぐに食べられるよう茹でとうもろこしも販売用に用意した。ゴールドラッシュは生でも美味しくいただけ、試食した男性客は「シャキシャキした歯応え。甘くて美味しい。生でもこんなに美味しいとは驚いた」と話し、とうもろこしを購入した。
同社の後藤由行社長は「通常は名古屋や浜松方面へ販売していくので、松川町で販売するのは初めて。売木村のとうもろこしは高原で生産するため甘味があって生でも美味しい。美味しさを飯田下伊那の皆さんに知ってもらう良い機会。ぜひ多くの方に食べていただきたい」話した。
同JA担い手支援室の澤柳実也所長は「担い手を育成するにあたり、まずは地元の農畜産物の良さを知ってもらうことが大切。みなみ信州地域一丸となって地域の農畜産物をPRしていき、担い手就農に繋げていきたい」と意気込みを語った。
この日開店と同時に販売を開始した300本のとうもろこしは午後2時ころには完売。同プロデュースは今回をスタートに1年をかけて残り13市町村の農畜産物も同JA直売所で販売しPRしていく。

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