JA上伊那果樹部会は8月17日、箕輪町にある上伊那果実選果場でリンゴの「つがる」とナシの「幸水」の出荷規格査定会を開いた。査定会で目安を決めることで、品質をそろえることを目的としている。
査定会には部会役員やJA果実担当職員、選果場職員ら22人が出席。「つがる」と「幸水」のサンプル品が並べられ、上伊那統一の選果規格を決める現物査定が行われた。参加した関係者らはサンプル品を実際に見比べながら、形や見た目、硬さなどを確認した。
今年の生育状況は「つがる」では凍霜害によりサビ果が確認されたが、梅雨が早く明けたことで「つがる」「幸水」ともに糖度が高く食味は良好となっている。昨年より3日ほど生育が進んでおり、「つがる」は8月20日から、「幸水」は12日から出荷が始まっている。
同JA果実担当職員は「生産者には1つでも多く出荷してもらい、上伊那のおいしい果実を消費者へ届けたい」と話した。