JAみなみ信州女性部喬木支部は、5日喬木村福祉センターで「夏休み親子料理教室」を行った。同教室を毎年行ってきた同支部だが昨年中止したこともあり、また地域の子どもが楽しみにする夏休みもなかなか出かけることができずにいることから「今年は何とか再開したい、子供たちの夏休みの楽しい思い出の一つを作りたい」と、できるための準備を進めてきた。
同支部の松澤みや子支部長は「まずは再開できてよかった。真剣に取り組む子供たちや、大人の皆さんも楽しんでいる姿を見ることができてうれしかった」と振り返った。
同教室は今年で6回目を数え、6組の家族(子ども10人、大人6人)の計16人と同支部役員やJA理事、職員が参加した。家の光協会提供のレシピを参考に"ライスピザ""蒸しダイズとヒジキのサラダ""甘酒氷のキューブ入りオレンジジュース"の3品を調理した。
小学1年生の孫、碧(あお)くんと今回初めて参加した市瀬るり子さんは「夏休みの予定がなく困っていたところだったのでありがたかった。孫と料理ができるので楽しみ。私にとっても良い思い出になる」と笑顔で話した。
参加者には包丁を初めて握る子供もいたが大人に見守られながら慣れない手つきでもしっかり切ることができ、良い経験になっていた。
料理を終えた市瀬碧くんは「包丁が難しかったけど上手に切れて楽しかった。お家でもまた料理したい」と話した。
同支部は将来の農業や食を守るためには子どもへの食育が大切だと考え継続した取り組みを大切にしている。この企画以外にも、地元保育園や小学校に出向き食育活動も行っている。
松澤支部長は「これからも食べる、育てる、作ることを通じて地域へのつながりを大切にしていきたい」と話した。