2年ぶり花き品評会 色鮮やかな力作148点揃う

JAあづみ
審査員による厳正な審査が行われた
審査員による厳正な審査が行われた

JAあづみ花き専門委員会は7月29日、安曇野市堀金のJA広域営農センターで第42回花き品評会(切り花一般部門)を開いた。管内生産者20人が出品した9品目148点の花を審査。受賞作12点が選ばれた。
例年、安曇野市役所1階にカーネーションやトルコギキョウ、ヒマワリ、菊など、色とりどりの切り花を並べ消費者にPRしていたが、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため同センターで初めて開催した。
県農業技術課や松本農業農村支援センターなどの審査員4人が、花のバランスや形状、病害虫による傷害の有無、芽かきなどの栽培管理が正しく行われているかなどを審査した。
JA営農経済事業部農産課によると直近10年間では最多出品数。特にスプレーカーネーションは端境期で生産管理が非常に難しい状況にも関わらず品質の高い46点が出品され、生産者の努力が顕著に現れていた。
県農業技術課の神谷勝己副主任専門技術員(55)は「全体的に花のボリュームがあって品質レベルが高いものが多く、鉢物も出品されておりバラエティーに富んだ見応えのある品評会だった。出品者の栽培技術の高さが確認できて良かった」と講評した。
花き専門委員会の塚田高裕委員長(54)は「生産者には品評会に出品されている作品を見て多くの品目を知り、栽培拡大や連作障害の危険回避のため他品目への栽培にもチャレンジしてもらいたい」と話した。
同会は管内の花き園芸事業総合的発展振興のため、生産物を一堂に展示し、商品性の追求と栽培技術の向上を目指し、優良栽培農家を表彰するもの。受賞者は令和4年3月開催予定の令和3年度花き専門委員会総会で表彰する。
入賞者は次の通り。かっこ内は地区名。
▽最優秀賞=望月勝志(穂高)▽優秀賞=曽根原美智子(高家)塚田高裕(堀金)唐澤秀昭(堀金)▽優良賞=吉田雪子(有明)逸見正雄(梓川)▽金賞=栗原郁雄(有明)矢口博茂(堀金)角田はる子(有明)北林澄子(堀金)▽敢闘賞=飯嶋俊一(三郷)曽根原史啓(有明)

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